タロットカード解説(大アルカナ)~正義

タロットカードの解説

おはようございます。マリユドゥです。

先日、来年1月からスタートするCLASSさんでのワークショップのテストとして、「愚者」のカードをテーマに、コラージュ制作をしていただきました。

夜の時間帯で開催するタロットサークルは、1月がはじめて。
せっかくならいつもと少し違う形にしたいと思い、CLASSさんではワークショップ形式で、カードの世界観を体感しながら深めていく時間をご用意することにしました。

自己啓発というと少し構えてしまうかもしれませんが、イメージや感覚を使いながら、ビジョンボードのように「今の自分」と「これから」を見つめていく、そんな内容です。

タロットカード78枚は、魂(人)が成長していくプロセスを描いた物語だと言われています。
一枚一枚にテーマがあり、そのテーマは、私たちが人生の中で何度も向き合う問いやテーマでもあります。

そのサポートツールとして、このブログでは、カードの意味をただ読むのではなく、
自分自身に重ねて考えるためのヒントとして、少しずつ深掘りしていきたいと思っています。


こんな素敵なコラージュで、2026年やりたいことを表現してくれました!

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さて、今日はタロットカード11番目のカード「正義」のカードを早速、解説をしていきますよ!

正義のカードは、「白黒はっきり」「正しさ」「公平さ」を象徴する一枚。
少し厳しく、冷たい印象を持たれることもありますが、
このカードが伝えているのは「裁くこと」ではなく、「整えること」です。

感情に流されず、物事をフラットに見つめ直すことで、
本来あるべきバランスや答えが見えてくるかもしれません。
それでは、マリュたんの旅とともに「正義」の世界をのぞいてみましょう。

正しい判断と客観性が大切

【物語】進み続けるマリュたんは次に、正義の女神に出会いました。彼女は「真実と公正を信じなさい」と言い、マリュたんに道を示してくれました。道に迷ったり、困難に直面したときでも、正しいと感じるものを信じることが大切だと学んだのでした。

【解説】正義のカードに描かれているのは一方の手に平等と公正な判断を下す天秤を、もう一方の手には揺るぎのない決断を下す剣を持った正義の女神アストレイアだと言われています。人生とは究極の決断に迫られることもあり、時として未来の方向性に関わる重要な決断をしなければならないことを告げています。

「正義」を表現する言葉
(強・正位置)征服→挑戦→前進→アクティブになる→勢い→思い込みが激しい→突っ走って失敗→好戦的→強迫観念→暴走→乱暴(弱・逆位置)

メッセージ
▶ 感情ではなく、事実を見つめて
▶ 自分にとっての「正しさ」を問い直す
▶ 偏りを手放し、バランスを取り戻す
▶ 誠実な選択は、必ず自分に返ってくる
▶ ごまかさず、向き合うことで道は整う
▶ 今の行動が、未来の結果をつくっている

正位置のキーワード 保たれたバランス、正当な判断、価値観の合う人、友達関係から抜けられない二人
逆位置のキーワード バランスが取れない状態、変わりやすい気持ち、モラルの欠如、はっきりしない恋愛感情

☆逆位置マスターになるためには、想像力を働かせてみて!

逆位置の解釈は正位置の状態が、180度変わる(これがすべてではないので難しい!)、ネガティブ(マイナス)に出る、正常に機能しなくなる、過剰になるなど様々です。カードの意味がゆがめられたり、弱まると覚えると良いでしょう。そうなれば悪いカードが出た際は、その悪い象意が弱まると解釈できますよね!?

(考えてみて)今、あなたが「正しいはず」と思っていることは、本当にあなた自身の価値観でしょうか?誰かの期待や、世間の常識に合わせて無理をしていませんか。もし感情を一度脇に置いたとしたら、どんな事実が見えてきますか? 静かに心を整え、自分に正直な答えを探してみましょう。

気になるシンボルから深読みする

◆天秤(バランス・公平・客観性)
正義の手に握られた天秤は、感情や先入観を脇に置き、物事を公平に測る象徴です。どちらが正しいか、ではなく、どちらにも理由があることを理解する視点を示しています。偏りに気づき、バランスを取り戻すことで、状況は自然と整っていくでしょう。

◆剣(決断・真実・覚悟)
もう一方の手に持つ剣は、真実を見極め、決断する力を表します。曖昧なままにせず、必要なときにははっきりと線を引くことも大切。優しさと同時に、覚悟を持った選択が求められていることを示しています。

◆ 玉座(責任・安定・揺るがない姿勢)
正義が座る玉座は、責任を持って判断する姿勢の象徴。一時的な感情ではなく、長い目で見たときに何が正しいかを考える力を示しています。自分の選択に責任を持つことで、信頼と安定が生まれます。

◆ 赤いローブ(情熱と理性の統合)
赤いローブは、情熱や人間らしい感情を表します。正義は冷たい存在ではなく、感情を持ちながらも、それに振り回されない状態。理性と感情、その両方を認めた上での判断こそが、本当の正義なのです。

マインドマップでイメージを広げる

これまで学んできたカードのイメージを膨らませてみましょう! 占いの上達の秘訣はイメージ展開力にあります。自由に書き出してみましょう。

数秘術との関連性

数秘術は1~9の数字で構成されていますが、11番はマスター・ナンバーと呼ばれ特別視されています。これ以外にも22や33などのぞろ目を含むこともあります。「天啓」「直観」「メッセンジャー」「ひらめき」などのスピリチュアルな意味を持っています。1+1=2となるので2の性質も持ち合わせています。

占星術やハーブとの関連性

占星術:金星/天秤座
対応ハーブ:ミント

エピソード

正義のカードは、節制のカードとよく似ていると言われます。
どちらも「釣り合い」「バランス」「公平さ」といったテーマを持っているからです。

ただ、実際のリーディングでは、この二枚はかなり性質が違います。
節制が“気持ちを混ぜ合わせて調和させていく関係”だとしたら、
正義は“感情を脇に置いて、冷静に成立している関係”という印象。

そのため、お客様にお伝えする際には、少し注意が必要なカードでもあります。

たとえば
「彼は、この関係をバランスの取れたものだと思っています」
とお伝えすると、安心して喜ばれる方も少なくありません。

けれど正義のカードには、
好きでも嫌いでもないからこそ成立している関係
という意味合いが含まれることもあります。

正義のカードに描かれた女神の表情はとても静かで、感情が読み取りにくいもの。
手にしている剣も、情を断ち切り、白黒をはっきりさせる象徴です。

こうしたアイテムを踏まえると、
このカードは必ずしも「LOVE」一色とは限らず、
むしろ感情よりも「条件」「立場」「理屈」が優先されている状態を示すことも。

そのニュアンスをきちんとお伝えしないと、
お客様にぬか喜びをさせてしまう可能性があります。

正義のカードが出たときほど、
「気持ちはどこにあるのか」
「このバランスは、誰にとってのバランスなのか」
そんな問いを丁寧に添えていきたいですね。

タロットを自己啓発的に使う方法をタロットサークルや講座で教えていますので、興味がある人は是非2026年1月スタートで学んでみませんか?

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カードと仲良くなって、日々の生活に潤いを。

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