タロットカード解説(大アルカナ)~吊るされた男

タロットカードの解説

おはようございます。マリユドゥです。

クリスマスも終わり、年末年始に向けてやることがたくさんで、身動きが取れなくなっていませんか?
そんな状況を示しているかのような今回のカードは「吊るされた男」

逆さまに吊るされた、不思議な姿が印象的なこのカードは、一見すると「身動きが取れない」「苦しい」「報われない」そんなネガティブなイメージを持たれがちです。

でも、吊るされた男が教えてくれるのは無理に動かないことの意味と、視点を変えることで見えてくる真実。立ち止まることは、決して後退ではありません。

それでは、マリュたんの旅とともに「吊るされた男」の世界をのぞいてみましょう。

 

時には視点を変えることも大事

【物語】その後、吊るされた男と出会い、マリュたんは一時的に立ち止まることにしました。無理に進んでいくのではなく、時には立ち止まって見つめ直すことや見方を変えることも大切だと気づきました。自分の心の声を聞きながら、次のステップに進む準備を整えていきます。

【解説】つるされた男のカードに描かれているのは、木で作られた台に自ら進んでつるされることを望んだ男性です。片足を木に結ばれて逆さまにつるされ、両手は後ろでしっかりと結ばれています。頭の上に光がある様子から、苦行に身を投じた末に深い悟りを得たようです。視点を変えるとひらめきがあるという解釈をすることもあるようです。

「正義」を表現する言葉
(強・正位置)忍耐、試練により精神的に向上する→実りある努力→真の勇気(試練を受け入れる勇気)
→視点を変える→待つ、耐える→自我を捨てて外の求めに従う→無駄な努力→宙ぶらりん・中途半端→偏見・身勝手な考え方→固定観念に縛られる→視点が間違っている→(間違った)執着→地に足がつかない不安定な努力(弱・逆位置)

メッセージ
▶ 今は動かず、流れを受け入れるとき
▶ 視点を変えれば、答えはすでにある
▶ 無駄に見える時間が、あとで意味を持つ
▶ 手放すことで、初めて得られるものがある
▶ 我慢ではなく「選んで待つ」という姿勢
▶ 内側の気づきが、次の一歩を導く

正位置のキーワード 自己犠牲、内省する、あるがままを受け入れる、あがくことを止める、愛の試練
逆位置のキーワード 報われない努力や苦労、実を結ばない願望、無駄な犠牲、忍耐力不足、裏切り

☆逆位置マスターになるためには、想像力を働かせてみて!

逆位置の解釈は正位置の状態が、180度変わる(これがすべてではないので難しい!)、ネガティブ(マイナス)に出る、正常に機能しなくなる、過剰になるなど様々です。カードの意味がゆがめられたり、弱まると覚えると良いでしょう。そうなれば悪いカードが出た際は、その悪い象意が弱まると解釈できますよね!?

 

(考えてみて)今、あなたは「早く答えを出さなければ」と焦ってはいませんか? もし今の状況を変えられないとしたら、そこにはどんな意味があるのでしょう。視点を少し変えて眺めてみると、今まで見えなかった価値や学びが浮かび上がってくるかもしれません。動かない時間を、自分を見つめ直すための時間として使ってみてください。

気になるシンボルから深読みする

◆逆さまの姿
視点の転換・価値観の変化・気づき
吊るされた男が逆さまなのは、世界を違う角度から見ていることの象徴です。
「正しい」「間違い」という固定観念を外すことで、これまでとはまったく違う答えが見えてくるかもしれません。

◆ 縛られた足
制限・選択・受け入れる覚悟
足は縛られていますが、よく見ると苦しそうな表情ではありません。それは、この状態を自分で選んで受け入れているから。今は動かない、という選択も立派な意志なのです。

悟り・精神的成長・内なる理解
吊るされた男の頭の周りにある光は、外側ではなく、内側で起きている変化を表します。
答えはすでに、あなたの内側にあるのかもしれません。

◆片足を曲げた姿
未完成・準備期間・次への布石
完全に固定されていない足の形は、この状態が永遠ではないことを示しています。
今は準備期間。十分に気づきを得たあと、自然なタイミングで次の一歩が訪れるでしょう。

マインドマップでイメージを広げる

これまで学んできたカードのイメージを膨らませてみましょう! 占いの上達の秘訣はイメージ展開力にあります。自由に書き出してみましょう。

数秘術との関連性

12以降の二桁の数字は一桁に還元します。1+2=3となり、12という数字は「3」の生産性や自己表現という性質を持っています。タロットカードと紐付けて解釈する場合、「12」は「3」の対極にあると考えると自己表現が内側に向くこと、つまり「内省」という意味になりそうです。

占星術やハーブとの関連性

占星術:海王星/魚座
対応ハーブ:マジョラム

エピソード

吊るされた男のカードは、鑑定の場でも誤解されやすい一枚です。

「進まない」「我慢の恋」とネガティブに受け取られがちですが、この人物は自らの意思でその場所にとどまっています。

逃げられない状況ではなく、今は動かないという選択

特に恋愛では、相手が気持ちを整理している途中、あるいは答えを急がず見極めている状態を示すことがあります。

無理に動かそうとすると、流れに逆らってしまうことも。

吊るされた男が出たときは、
「なぜ止まっているのか」
「この時間が何を教えてくれているのか」
そこに目を向けてみてください。

止まっている時間は、次の一歩のための大切な準備期間なのです。

タロットを自己啓発的に使う方法をタロットサークルや講座で教えていますので、興味がある人は是非2026年1月スタートで学んでみませんか?

さらに詳しくタロットカードを学んでみたい方は、タロット講座も随時募集しています♪
カードと仲良くなって、日々の生活に潤いを。

コメント

タイトルとURLをコピーしました