おはようございます。マリユドゥです。
2025年最後のタロットカード解説は「死神」。1年が終わり新しい年に向けて、何を整理し、浄化しますか?
大掃除や大祓などもこのカードが示すことに感じています。
今日はタロットカード13番目のカード「死神」のカードの解説をしていきます。
「死」という言葉のインパクトから、怖い、不吉、終わってしまう…
そんなイメージを持たれやすいこのカード。
でも、タロットにおける死神は突然奪う存在ではありません。
役目を終えたものを終わらせ、次のステージへ進むためのカードです。
終わりは、同時に始まり。
マリュたんの旅も、ここで大きな転換点を迎えます。
それでは「死神」の世界をのぞいてみましょう。
終わりがあれば始まりもある
【物語】次に死神に出会ったマリュたんは、変容の時を迎えます。古いものを手放し、新たな自分に生まれ変わる覚悟を決めました。この経験が、さらなる成長へと導いてくれるのだと感じていました。
【解説】大アルカナ13番目のカード「死神」はまさに「死」を象徴する札。キリスト教においてはイエスが処刑された日が13日の金曜日であったことからこの数は忌避を示す数であるといわれ、この札が決して幸せな札ではないことは手に取るように分かります。カードの絵柄からも不吉な印象が漂いますが、遠くに見える塔の間に太陽の光が輝いていることから、肉体の死は決して終わりではなく新たな生命への再生へとつながると言われています。
「死神」を表現する言葉
(強・正位置)ゼロに戻る→終末・結末を迎える→白黒ハッキリつく→衰弱→潮時→離れる・切れる
→内的な改革のための第一歩→移行→再スタートが切れない(ぐずぐずと終わり切らない)
→停滞したまま→堂々巡り(弱・逆位置)
*物事の終わり、終わってしまっている状況を示します。
メッセージ
▶ 終わるべきものは、すでに終わっている
▶ 手放すことで、新しい流れが入ってくる
▶ 変化は避けられないが、必要なもの
▶ 過去にしがみつかない勇気
▶ 古い自分を脱ぎ捨てるタイミング
▶ 再生は静かに始まっている
| 正位置のキーワード | 白黒はっきりつく、過去を振り切る、死と再生、強制終了や中止、潮時、別れ |
| 逆位置のキーワード | 決心がつかない、踏ん切りがつかない、過去に縛られ前進できない、無気力、諦めきれない |
☆逆位置マスターになるためには、想像力を働かせてみて!
逆位置の解釈は正位置の状態が、180度変わる(これがすべてではないので難しい!)、ネガティブ(マイナス)に出る、正常に機能しなくなる、過剰になるなど様々です。カードの意味がゆがめられたり、弱まると覚えると良いでしょう。そうなれば悪いカードが出た際は、その悪い象意が弱まると解釈できますよね!?
(考えてみて)今、あなたが「終わらせたくない」と思っていることは何でしょう。それは本当に、
これからのあなたに必要なものでしょうか。怖さの奥に、本当はホッとする気持ちや、
次へ進みたい想いが隠れていないか、静かに自分に問いかけてみてください。
気になるシンボルから深読みする

◆ 白い馬(流れ・不可避の変化・時間の進行)
死神が乗る白い馬は、止めることのできない流れを象徴しています。良い悪いではなく、「時が来た」というサイン。人生は常に動いており、変化は自然なものなのです。
◆ 黒い鎧(終焉・切り離し・感情を超えた作用)
黒い鎧は、感情を持たない変化を示します。誰かを傷つけるためではなく、ただ役割を終わらせるための力。
個人的な感情ではなく、魂の成長のために起きる変化です。
◆ 落ちる王冠と人々(終わりの平等・立場を超えた変化)
王も民も分け隔てなく描かれているのは、変化は誰にでも訪れるということ。地位や立場、年齢に関係なく、
終わるものは終わります。
◆ 昇る太陽(再生・新しい始まり・希望)
遠くに描かれた太陽は、終わりの先にある未来を示しています。
夜が明けるように、変化のあとには必ず次の世界が待っています。
マインドマップでイメージを広げる
これまで学んできたカードのイメージを膨らませてみましょう! 占いの上達の秘訣はイメージ展開力にあります。自由に書き出してみましょう。

数秘術との関連性
「13」という数字は1+3=4となり「4」に還元されます。13という数字は「4」の安定や秩序という性質を持っています。タロットカードと紐付けて解釈する場合、「13」は「4」の対極にあると考えると、ルールや秩序を壊すことで新たなものが生まれる「死神」のイメージにつながりそうです。
占星術やハーブとの関連性
占星術:冥王星/蠍座
対応ハーブ:フランキンセンス
エピソード
タロットカードが怖いと言われる原因とも言われる、死神のカード。
このカードが出たからと言って、死が訪れるということでも、突然不幸になるカードではもありません。
鑑定の場では、すでに気持ちが離れている関係や、役目を終えた仕事、形だけ続いている状況を示すことが多い一枚です。分かってはいるけど、カードに念を押されて、やっぱり…なんてこともあります😢
怖いのは変化そのものではなく、変わると分かっていながらそこにとどまり続けること。
死神が出たときは、「何を終わらせるか」ではなく、「何がもう終わっているか」に
目を向けてみてください。
そこから、新しい流れが静かに始まります。
タロットを自己啓発的に使う方法をタロットサークルや講座で教えていますので、興味がある人は是非2026年1月スタートで学んでみませんか?
さらに詳しくタロットカードを学んでみたい方は、タロット講座も随時募集しています♪
カードと仲良くなって、日々の生活に潤いを。


コメント